芋's blog

手の届く範囲での豊かな生活。

中学受験について考えた

妊娠をきっかけに、出産や育児についての情報を得ようと始めたTwitterのママ垢。

最近ちらほら話題になるのは「知育」「習い事」で、やはり子供が幼児期になるとそこに気持ちが向くのは当然の傾向なんだろう。

公文式とこどもチャレンジのどっちがいいか、幼稚園や保育園はモンテッソーリ教育がどうのこうの、インターに入学させるなんちゃらかんちゃら。

 

そして出てくるのは受験用お塾の名前。「サピックス」←最初は塾名なのか教育方針なのかも良く分かってなかったこれ。

聞くところによると幼稚園のお受験もあるみたいなんですが、私のフォローする層(興味のある話をしている、同じような生活レベルぽい)だとさすがにそんな話は1ミリも流れてこなかったのでここはスルーで良いのだ。

あれはお貴族様や由緒ある方々のお話なので。

小学受験の話も聞かないけど、それはもう少し後になったら出てくるかもしれない。

でもそんなフォロワー達の中でちらほら中学受験の話が出てきてるってことは、そういうことなんだろと思って私も情報だけは入れとかねばいけないと色々調べてみた次第です。

 

キンドルアンリミテッドが3か月199円セールやってたので入って見てたら『令和の中学受験 保護者のための参考書』というなんともおあつらえ向きの本があったので早速読んでみることにした。

なお、私自身は田舎育ちで両親ともに高卒なので、中学受験というものがある事もそもそも中学に上がるまで分かっていなかった(当たり前に近くの中学に上がった時、あれ数人いなくね?となり存在は知った)。

その後、中高付属の高校へ進学したりだとか、知り合いに私立から中学の人がいたりはしたけど、結局良く分からないままここまで来てしまっていたからね。

でも今は猫も杓子も学歴、大卒、お受験だ。わが子に是が非でも中学受験とは思ってないけど、知らずに受けないのと、知ってて中学受験を選ばないのでは話が違ってくるので情報だけでも仕入れておこうとこの本を読んだのである。

アホほど前書きが長くなったけど以下は読んだ本の気になったところや感想などです。

 

まず作者は現役の中学受験対策塾の先生で、本の内容としては中学受験に対する親の入門書という感じ。

中学受験の今昔や現状、だいたいは小3から始めるんだよという大体の流れ、塾の選び方や親の子供に対する接し方のヒント指導、そして私立中学といっても色々あって、それぞれの特徴や中学受験をすることの意味などを一通りまとめてくれていた。

私のように「えーっと、中学受験って何ですか?名門校……開成?とかラサール?とかありますよね」くらいの人にはばっちりの本でした。全員読もう。

 

本の中身で印象に残ったところは、

・女子校、男子校のほうが共学よりも大学進学率は高い

→これは私が女子校出身だから肌感覚で分かる。男子がいないと勉強は捗るので。その後の異性に対する対応の弊害はあるかもだけど。

・中学受験それ自体が子供のいい経験、自信になる

→早めに何かを頑張った経験、成功体験あるいは挫折体験があるのは良いことだよね。

・お塾代は年約100万円

→ヒョエ……うちが積極的に中学受験したくない理由の一つだわ。

・中学受験は結果の半分は親のせい、全敗は親のせい

→高校や大学受験と違って小学生なんだから親のケアは当然大事、だからこそ親もそうとう覚悟して頑張らなきゃいけないんだよ。

・偏差値61の吉祥女子で国公立+早慶の現役進学率が38.4%、成績中盤くらいでMARCH

→だったら高校からブーストかけたほうが時間もお金もかからんのでは?という気もしてくるライン……。

・クラスメイトの人間のレベルが高い、授業やカリキュラムの質が高い

→これ人間力の形成には確かにいいなと思った。学歴と同時に、人間力を培わないとその後の人生に影響があるからなぁ。私は学歴こそそこそこ体裁整えたけど人間力が育ってなかったので。

 

とまぁ、そんな感じで入門書としては大変有意義な本でした。1時間ちょっとでさらっと読めるのも良かった。

本当に中学受験に進むならもちろんこれ以上の情報を得たり行動に移さなきゃいけないし、ここに書いてある事のみを信じるのはアレだけど、私は子供にどうさせたいかってまぁ中学受験やりたいならきちんと形を整えて応援はしたいけど別にしないでも良い派で変わらなかった感じですかね。

まだ東京の公立の荒れ具合とか、今の学歴事情とか知らないのもあるけどね。

今はとりあえずスクスクと育てながら、ゆる知育、運動をしっかりする子になってもらいたい、元気に楽しく生きて欲しい。

子育ての最終目標って、その子供が自立して一人で飯食って幸せに生きてくれる事なので、子供に合った支援を、子供が「こうしたい」って言ってくれてそれに応援するような形で子育てして行きたいです。

 

無理して過度な期待をかけたり、潰すことだけ無いように気を付けたい。

私の性格上、それを求めてしまうのが一番要注意かな。